社長コラムVol.1

今月から月に一度、役員がリレー形式でコラムをお届けすることになりました。 記念すべき初回は、私、志村が担当します。


「何を書こうかな…」と少し悩みましたが、今回は私が日々の仕事や生活の中で大切にしている言葉をご紹介させてください。

為せば成る、為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり

有名な上杉鷹山の言葉ですね。
私も学生時代から耳にしてきましたが、当時は「ど根性」や「精神論」といったイメージが強く、「気合でなんとかする」という少し重たく感じる言葉だと思っていました。

そんな私の受け止め方が変わったのは、学生時代のアルバイトでの経験がきっかけでした。


働き始めたばかりの頃、ミスをして上司からびっくりするほど厳しく叱られました。 次の出勤でもまたミス、その次も……怒られてばかりの毎日に、「私は人並みのこともできない」「ダメな人間なんだ」と思い込むようになりました。 しまいには「私、社会人としてやっていけるのかな」と、不安ばかりが募っていきました。

でもあるとき、ふと気づいたんです。 「もし私が本当に“ダメな人間”だからこの結果なんだとしたら、この先もずっとうまくいかないのでは?」 そして「それはイヤだな」と強く思いました。いつまでも自信をなくして、怒られては落ち込み、モヤモヤを抱えている自分でいたくなかった。――ある意味、開き直りだったのかもしれません。

「だったら、やり方を変えてみよう。工夫してみよう」。 そう思って視点を少し変えたことで、少しずつうまくいくことが増えていきました。 今にして思えば、単に仕事に慣れてきただけかもしれません。 でも、「失敗=自分の否定」ではなく、「うまくいかなかったのはやり方が合っていなかっただけ」と捉え直せたことが、私にとっては大きな転機でした。

今ではこの『 「できない」のではなく「うまくやっていないだけ」 』という考え方が、自分の軸のひとつになっています。
そう思えば、挑戦を続けることができます。 そして、やり続ければ、きっと何かが変わります。


もちろん、すべてが思い通りに進むわけではありません。
それでも、「やってみること」自体が前進につながる――そう信じて、私はこれからも取り組んでいきたいと思っています。

もし今、なにかに行き詰まっている方がいたら、ぜひ自分にこう声をかけてあげてください。
「自分がダメなんじゃない。やり方が合っていなかっただけかもしれないよ」と。

それでは、次回のコラムもどうぞお楽しみに!

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